ジオパーク秩父の展示コーナー

s-shimada2012-12-16

今年から西武秩父駅の「仲見世通り」の一画に新しく「ジオパーク秩父」という展示コーナーが開設されました。秩父は昔から自然の宝庫であり、地質学の発祥の地でもあります。そのため、ジオパークとして認定されております。写真は、そのコーナーの様子です。
ジオパークとは、地球科学的に見て重要な自然の遺産を含む、自然に親しむための公園と言うことです。地球科学的に見て重要な特徴を複数有するだけでなく、その他の自然遺産や文化遺産を有する地域が、それらの様々な遺産を結びつけて保全や教育、ツーリズムに利用しながら地域の持続的な経済発展を目指す仕組みです。
秩父市街地に近いミューズパークの展望台からは、秩父盆地の東部とその周辺山地が見渡せます。秩父層群で構成される武甲山を中心とした険しい山々と、変成岩で構成されるなだらかな外秩父の山々との違いや、数段に分けられる秩父の段丘地形などが一望できます。更に四季の変化が明瞭で、高度により暖温帯から亜寒帯までの多様な植生が存在しています。その他に、多様な歴史的・文化的資源として、旧石器から戦国時代までの遺跡、古墳群、和胴に関する遺跡、秩父往還秩父事件秩父札所巡礼及び秩父夜祭など、有名で貴重な歴史・文化遺産が多数あります。