秩父織物の「ちちぶ銘仙館」

s-shimada2006-07-30

秩父は、昔から絹織物の産地でした。今回紹介する「ちちぶ銘仙館」は、秩父銘仙の染め織り体験、展示・販売、今・昔を楽しみながら勉強できる施設です。
この施設は、昭和5年9月に秩父地域の織物産業の向上と振興を図るために、埼玉県工業試験場として誘致し、建設されました。平成10年3月に、県内工業試験場の再編・統合で廃止され、その後土地・建物が秩父市に譲渡されました。
本館や三角屋根の工場棟は、昭和初期の特徴的な面影を残す建物で、平成13年10月に国の登録有形文化財に登録されています。
平成14年1月に「ちちぶ銘仙館」として、秩父織物・銘仙等の歴史上貴重な資料の展示や伝統的な技術を伝承するための施設として、昭和初期の面影を残した形で改修し、開館しました。ぜひ、ゆっくり見学し、楽しく体験もしてください。