秩父市荒川の白久串人形芝居

s-shimada2007-05-06

ゴールデンウイーク最後の日曜日の今日は、曇りのち雨のあいにくの日でした。連休でお疲れの人々には、ゆっくり休める日曜日でした。秩父地方の人出も少なく、街の中ものんびりしていました。
秩父神社前の「妙見の森」広場に昨年番場町屋台庫と同じ建物内に作られたイベント舞台では、連日郷土芸能公演が行われていました。最後の本日は、秩父市荒川地区白久の串人形芝居が、公演されていました。以前から一度見たいと思っていましたので、見物に出かけました。午前の演目は、「傾城阿波鳴門巡礼歌の段」でした。この人形芝居は、江戸幕末から明治初期にかけて現在に伝わる操法が編み出され、白久の人達により一座が組織されました。その後次第に衰退し、昭和13年以降休止の止むなきにいたりました。
しかし、昭和24年内外の学者、文化人そして地元の有志により、再興が図られ、今日の隆盛期を迎えています。現在では、地元のお祭りなどで毎年公演をしております。串人形芝居の舞台は、写真の通り、素朴な作りであり、田舎の芝居を味わうのに相応しい雰囲気でした。