秩父市番場町の諏訪神社

s-shimada2013-10-21

秩父夜祭に関連するお話として、秩父神社表参道の近くの諏訪神社にまつわるお話をします。秩父夜祭の大切な神事は、12月3日の夜秩父公園の御旅所での祭典です。6台の笠鉾・屋台を引き連れての御神幸祭行列で秩父公園まで進み、最後に団子坂を引き上げるのが最大の見ものです。昔は、この行列が狭い番場通り(表参道)を通りました。公園での祭典は、秩父神社の妙見様と武甲山の男の神様が年に一度、御旅所で出会うというロマンスが伝えられています。その派手な行列に諏訪神社の女の神様が不機嫌になるため、この近辺では屋台の太鼓もやめて静かに通りました。そのため、現在でも前日の12月2日の夜に「諏訪渡り」の祭典が行われています。
この場所は、以前「魚菜市場」があった所で小さな祠が現在でもあります。写真が、その祠の様子です。現在は、この行列が通るのが広い「大通り」に変更されていますが、この近くを通るとき太鼓をやめている笠鉾・屋台もあります。これが、番場町の諏訪神社に関する秩父夜祭関連のお話です。今年も、12月3日には、盛大に秩父夜祭が行われますので今から楽しみです。ご期待ください。