秩父地方の「秋明菊(貴船菊)」

s-shimada2018-10-06

最近やっと秋らしくなりましたので、秋明菊の様子が気になります。我が家の庭の秋明菊は、まだ蕾のままです。この花は、京都の貴船あたりに多く見られることから、この別名で呼ばれています。昭和天皇が、昭和25年に秩父に来られた折に読まれたお歌に、秩父貴船菊が謳われておりました。その歌は、次の通りです。
 「山裾の 田中の道の 貴船菊 ゆふくれなゐに にほえるを見つ」
そのため、当時は秩父市の花でした。その後、芝桜が有名になり、現在は、芝桜が秩父市の花となっています。
この花は、品のいい花で市内にも所々で見られます。写真の花は、我が家の近くで偶然見かけたもので、綺麗に咲いている秋明菊貴船菊)です。「秋が近づいているなあ」と、つくずく感ずる花です。秩父地方も秋の観光時期に入り、多くの観光客で賑やかになることでしょう。