秩父札所13番の「薬師墓苑」

s-shimada2007-09-11

秩父札所13番は、数年前から墓地と境内の建物等の再配置を進めてまいりました。市から門前と横の道路の拡幅計画が持ち込まれたのをきっかけに、この事業が進められました。昔からの墓地は、広さが不ぞろいで、参拝の道も歩きにくく、お参りの人々には不便でした。
そこで、全体の墓地の状況を調査し、いくつかの大きさの区画を設け、場所を再配置することになりました。墓地にあった墓石等の移動も考え、何回も相談会が持たれました。各家の墓地を縮小し、本堂裏と道向こうの昔の墓地に統合されました。この墓地が、新しく「薬師墓苑」と命名されました。写真は、入口から見たこの新しい墓苑の様子です。新しく塀に沿って二人だけの墓石も作られていました。
本堂裏も奇麗に配置されました。また、新しく合同墓も建設され、永代供養がなされます。今回の大切な点は、車いす等でもゆっくりお参りができるという点です。昨年に完成し、今年の春の彼岸とお盆のお参りを見ていますと、ご家族でゆっくりとお参りしている姿が目に付きました。これからのお墓は、こうあって欲しいと思います。