秩父夜祭(宵宮)

s-shimada2007-12-02

京都祇園祭、飛騨高山祭と並び日本三大曳山祭の一つと言われている秩父夜祭は、秩父神社例大祭で、毎年12月2日と3日に行われ、300年以上の伝統があります。極採色の彫刻で飾られ、華麗でしかも重厚な笠鉾・屋台がリズミカルな屋台ばやしに乗り、夜空を彩る花火の中で曳き廻される勇壮な祭りです。
12月2日は、昼頃から4台の屋台が町内を曳き廻され、秩父神社への宮参りが行われます。同時に、地元子供たちの踊りの発表の場つして、「引き踊り」という所作事を奉納します。行う場所は、数か所の街の辻等の要所要所で行われます。
夜は、屋台の両側に張り出し舞台を設け、昔からの「屋台芝居」が上演されました。今年は、中町屋台が当番で、ベスト電器前広場で行われました。今回の公演は、秩父歌舞伎正和会の12代目坂東彦五郎と3代目関竹寿郎の襲名披露を兼ねておりました。写真は、ロウソクの光だけの中での上演で、昔の雰囲気が味わえました。明日の本祭に備えて、9時頃には町中が静かになりました。明日は、素晴らしいお祭りになることを期待しています。