秩父地方の「曼珠沙華」

s-shimada2008-09-27

秋の彼岸の時に必ず咲く花としてよく知られている「曼珠沙華」(彼岸花)を探して、横瀬町の宇根の道を散策しました。群生地として有名な日高市の「巾着田」とは異なり、秩父地方は、道端に寂しく咲いている所が多い。中でも今回散策した宇根の道には、群生地もあり、田圃への植栽地もありました。
今回写真に撮りました処は、横瀬駅の近くで、大きな群生地でした。この花は、ヒガンバナ科コリス属の多年草で、中国から日本に渡来した球根植物です。球根にアルカロイドを含む有毒植物ですが、薬の原料にもなります。ネズミやモグラなどの田を荒らす動物が球根の毒を嫌うので、水田のあぜ道に多く植えられています。普通は、紅色ですが白色の花も見られます。
帰りは、宇根から「芝桜の丘」のある羊山公園を通り、自宅へ戻りました。秋の花として、コスモス、秋明菊、シオン(秩父地方では十五夜花)、シュウカイドウなどの草花が、競って咲いていました。すっかり秋の気候になり、汗もかかずに気持ちのいい一時間半の散歩でした。