吉田の「龍勢まつり」

s-shimada2008-10-12

今年の「龍勢まつり」は10月12日とのことで、西武秩父駅前から臨時の西武秩父バスで40分で龍勢会館の臨時駐車場に到着しました。今回は、龍勢の歴史を知るために、「龍勢会館」に入館し、いろいろな資料を見て、理解を深めることといたしました。写真は、唐傘や吊るし傘を背負わせた農民ロケットの「龍勢」の完成展示品です。
この「龍勢まつり」は、秩父事件で知られている秩父市吉田町の椋神社の秋の例大祭の奉納行事です。朝9時から15分おきに、30個の手作り農民ロケットが次々に打ち上げられ、夕方5時近くまで続きます。この龍勢は、太い赤松の生木を縦に二つに割り、中をくりぬき再び合わせて、竹のタガで絞めて火薬筒として、中に伝統の調合火薬を詰め、バランスをとるため「矢柄」と呼ばれる長さ20メートルほどの青竹を取り付け、発射台から打ち上げます。
秋の一日を広場に敷物をひき、飲み食いしながら龍勢を見物していると、田舎の秋のゆっくりとした時間を過ごすことができました。また、来年も見に来たいと思いつつ、帰りのバスに乗り、秩父に戻りました。