第11回萩平歌舞伎公演

s-shimada2008-10-18

今年の萩平歌舞伎公演は、10月18日(土)に行われました。場所は、秩父市下寺尾の萩平諏訪神社の境内にある茅葺屋根の舞台です。この建物は、埼玉県指定有形民俗文化財に指定されております。秩父地方には、このような舞台を持つ建物が神社の境内にかなり残っています。写真は、上の道から諏訪神社の全景を撮ったものです。中央の大きな茅葺の建物が、萩平歌舞伎舞台です。
公演は、午後2時から6時頃まで行われ、歌舞伎以外にも地元の郷土芸能が披露されていました。今年は、秩父神社の神楽、正調秩父音頭、秩父屋台囃子が披露されていました。歌舞伎は、「白波五人男 稲瀬川勢揃の場」(萩平子ども歌舞伎)、「神霊矢口渡 由良兵庫邸の場」(秩父歌舞伎正和会)、「吉例曽我対面 工藤館の場」(萩平子ども歌舞伎)の3演目でした。
また、今年も地元の画家や芸術家による作品展として「萩平さんぽ展」が、開催されておりました。内容は、絵画、写真、陶芸品、お茶席、音楽などで、民家の納屋や軒先、塀、道端などに展示品が並べられておりました。快晴の秋の日を受けて、のんびりと鑑賞ができ、田舎の素晴らしさを実感できました。