秩父地方の「彼岸花」

s-shimada2009-09-19

秋の彼岸が近づくと、急に目につく花として「彼岸花曼珠沙華)」があります。この花は、突然芽が出てパッと赤い花が咲くので吃驚します。年に一度必ず咲き、忘れるなよと自己主張しているように感じます。今年も所々に赤い花を咲かせていました。彼岸花を見る散歩道として気に入っているのが、横瀬町の宇根地区の道です。所々に群生しており、ゆっくり見られます。写真は、散歩道での可憐に咲いていた彼岸花です。
この花は、ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草で、中国から日本に渡来した球根植物です。球根にアルカロイドを含む有毒植物で、薬の原料になります。ネズミやモグラなどの田を荒らす動物が球根の毒を嫌うので、水田のあぜ道に多く植えられています。普通は紅色(赤色)ですが、白色などの変わった色の花も見られます。
帰りは、宇根から「芝桜の丘」のある羊山公園を通り、自宅へ戻りました。途中で秋の花として、コスモス、秋明菊貴船菊)、シオン(十五夜花)、シュウカイドウなどが咲き競っていました。ゆっくり歩いて、約一時間半の楽しい散歩でした。