第12回萩平歌舞伎公演

s-shimada2009-10-18

今年の萩平歌舞伎公演は、10月18日(日)に行われました。場所は、秩父市下寺尾の萩平諏訪神社の境内のある茅葺屋根の舞台です。この建物は、埼玉県指定有形民俗文化財に指定されております。秩父地方には、このような舞台を持つ建物が神社等の境内のかなり残っています。
今年の公演は、午前11時から午後3時半まで行われ、歌舞伎以外にも地元の郷土芸能が披露されていました。今年は、秩父屋台囃子と中蒔田椋神社の神楽が披露されていました。歌舞伎は、「白波五人男 稲瀬川勢揃の場」(萩平子ども歌舞伎)、「仮名手本忠臣蔵 足利館前進物の場と松間刃傷の場」(秩父歌舞伎正和会)、「吉例曽我対面 工藤館の場」(萩平子ども歌舞伎)の3演目でした。写真は、最後の曽我の対面の様子です。
また、今年も地元の画家や芸術家等により、「第4回 萩平さんぽ展」が、開催されておりました。内容は、絵画、写真、陶芸、お茶席、居合抜き、音楽、箏曲古楽器、農具農産物展示、音工房などで、民家の飼屋の一部、小屋の庇、車庫、塀等をお借りして作品が展示されていました。快晴の秋の日を受けて、のんびりと観賞ができ、田舎の素晴らしさを実感できました。