第13回萩平歌舞伎公演

s-shimada2010-10-24

今年の萩平歌舞伎公演は、10月24日(日)に行われました。場所は、いつもの秩父市下寺尾の萩平諏訪神社の境内にある茅葺屋根の芝居舞台です。この建物は、県指定有形民俗文化財です。秩父地方には、このような芝居舞台を持つ建物が神社の境内等に残っています。
今年の公演は、午前11時から午後3時半まで行われ、歌舞伎以外にも地元の人々の出し物が披露されていました。今年は、秩父屋台囃子、中蒔田椋神社の神楽、ハーモニカ演奏、津軽三味線の演奏が行われました。歌舞伎は、「白波五人男 稲瀬川勢揃の場」(萩平こども歌舞伎)、「青砥稿花紅彩画 浜松屋見世先の場」(秩父歌舞伎正和会)、「吉例曽我対面 工藤館の場」(萩平こども歌舞伎)の3演目でした。写真は、秩父歌舞伎正和会の「浜松屋見世先の場」の様子です。
また今年も、地元の画家や芸術家達により、「第5回 萩平さんぽ展」が、開催されていました。内容は、絵画、写真、陶芸、お茶席、居合抜き、音楽、箏曲等で、農家の納屋の一部、車庫、塀等をお借りして作品が展示されていました。今年は、快晴の秋晴れではなかったので、例年より見物者が少なかったようです。その分、ゆっくり見物できました。